Sar/on rails

Composed by Ryo Morita
Sar/on railsの演奏風景
photo:羽鳥直志 提供:愛知県芸術劇場

Sar/on railsはインドネシアの民族音楽「ガムラン」の持つ精神「ラサ」に着想を得た音楽作品です。
長年演奏してきたガムランの演奏法に着目したことから生まれました。

ガムランを演奏する際の「音板を叩くと同時に、一つ前に叩いた音を止める」という動作の反復から生まれる独特の没入感を
ガムランの味わい、情緒(ラサ)の一種であると捉え、ミニマルな音楽要素から得ることを試みました。

本作品ではガムランの音板・自作のスポンジ音板・自作の楽器台を用います。また、作品の進行は指示書によって規定されています。
奏者は3人で、2人の奏者は単純な動作を繰り返すだけですが、
交換手が音板を交換したり取り除くことによって、メロディーに変化が生まれ、作品を形作ります。


仕様

演奏者 2名 + 交換手 1名 合計 3名

required 3 people (2 Player + 1 Sorter)

楽器台(木材) W1120 * D1120 * H880 mm

Stand(Wood) W1120 * D1120 * H880 mm

Saron barung音板 28枚

28 tuned bars of Saron barung

消音用音板 28枚

28 bars for mute

木製マレット 2本

2 wooden mallets

指示書

Instruction

指示書

最新のものはVer2.2であり、これは2020年2月に改定が加えられたものです。
The latest version is Ver2.1, which is revised after the premiere of #2 and #3 on November 2019.

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ノート

2019/11/30 第40回JSSA先端芸術音楽創作学会研究会にて、作品の概要・制作過程に触れた創作ノートの発表を行いました。
On 30th November 2019, I presented a paper about process and outline of Sar/on rails at Japanese Society for Sonic Arts.
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#1 Roller coaster

Player: Kenta Suzuki, Asumi Hoshi, Ryo Morita

@IAMAS OPEN HOUSE 2019 2019/07/27


#2 Summoning circle
#3 Waltz for a crazy clock

Player: Kota Tsumagari, Nobuhiko Hayashi, Ryo Morita

2019/11/19


作曲者について

森田 了
Composer, Illustrator, Designer

1995年生まれ。東京都出身。
2018年東京音楽大学作曲指揮専攻(作曲)卒業。同大学音楽学課程修了。
情報科学芸術大学院大学[IAMAS]メディア表現専攻修士課程修了。
大学在学中からガムランの演奏・研究を行い、ガムランの拡張に関する研究を進めている。

Apr 2014 - Mar 2019
Tokyo Collage of Music, JAPAN (Bachelor of Composition for Fine Art)
Apr 2018 - Mar 2020
Institute of Advanced Media Arts and Sciences, JAPAN (Master of Media Creation)
Studying and playing Java Gamelan since 2014, researching about extensibility of Gamelan.

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mrt@signalcompose.com